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盆提灯・雪洞修理事例のご紹介

 

今回はお客様からご依頼いただいた盆提灯・雪洞の修理についてご紹介いたします。
様々なご依頼をいただいている内の一つになりますが
修理をお考えのお客様のご参考になれば幸いです。

 

◆雪洞
こちらは30年前に購入されたお雛様の雪洞です。
落として壊してしまったとのことで、雪洞の骨が折れていました。

 

折れている骨は1本で、割れた部品をそのまま残してくださっていたので、
部品をくっつけて修理することにしました。
骨を1本差し替える場合は
色合いなどが変わる可能性があるので、
なるべく原型を留める方向で修理させていただきました。

こちらのホヤは内側に支柱の無いタイプのもので、
昔の職人さんの技術を感じる貴重なホヤでした。

慎重に生地をはずして、骨を直し、
新しく無地の生地を貼って、
お預かりした雪洞の絵を元に手描きで絵付けをしました。

 

 

 

ホヤ完成後、最終点検をしていたところ、
下台の電球をつける部分、ホヤをとめる部分の金具が
取れかかっていたため、補修もさせていただきました。

来年、お雛様と共に雪洞のお写真を送ってくださるとのことで、とても楽しみにしております。
このたびは修理のご依頼をいただき誠にありがとうございました。

 

◆盆提灯
こちらの盆提灯修理依頼は、
お客様のご主人が20年以上前に、アメリカのご両親へ
プレゼントされた盆提灯の火袋部分を替えたいとのことでした。
しかしご両親はアメリカにお住まいのため
現物を修理に出すことはできず、
火袋のみ購入することは可能かどうかというご相談でした。

お持ちの提灯のサイズ・仕様をご確認いただき、
弊社の提灯の口輪サイズとも合うようでしたので
口輪付きの火袋でのご購入をご提案させていただきました。
絵柄は弊社の既存絵柄をいくつかご提案してお選びいただきました。

修理後、飾られたお写真をお送りくださいました。

【お客様より頂いたメッセージ】
『普段は火袋のみの販売はないということなのですが、
アメリカのご両親が20年以上大事にしてきた
盆提灯ということで、相談にのってくださいました。
サイズやデザインなど細かく対応していただき、
そのお心遣いに感動しっぱなしでした。
そして、完成して届いた火袋の美しさに本当に感動しました。
火袋のサイズもピッタリで問題なく取り付けられたようです。
ご両親も大変喜んでおられました。
ご両親から「本当に美しい火袋をありがとう。とても気に入りました。私達の要望を聞いて、
心をこめて素晴らしい火袋を作ってくれた安藤商店さんに感謝の気持を伝えておいてくださいね。
友人達にも素敵だね、と褒められます。」
とメッセージが来ました。
私たち夫婦にとってもご両親にとってもステキな思い出がいっぱい詰まった盆提灯になりました。』

このたびは修理のご依頼をいただき誠にありがとうございました。
大変嬉しいメッセージまで頂き、感謝しております。

インスタグラムのほうでも修理事例を詳しく投稿する予定ですので
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